時代感から読み解くPelendaleのモデルチェンジ

このお店がオープンする2月11日の少し前、CRAZYSHEEPの700cクロスバイク「Pelendae(ペレンデール)」がマイナーチェンジされました。

それまで細めのタイヤにストレートハンドルバーの所謂クロスバイクらしいシンプルでスマート、颯爽と走れそうな印象でした。
↓こちらが旧タイプ

今回のモデルチェンジではタイヤは太く、ハンドルも手前に大きく曲がった《プロムナードハンドル》と言われる直訳すると「散歩ハンドル」というちょっと古風なハンドルに変わりました。
ひと言で言うと「ユルい印象」になった訳です。

なんでこうなったか、を説明するカギになるのが今の《時代感》なんじゃないかなって思います。

例えばアメリカではポートランドに代表されるような新しいライフスタイルや、オーガニック志向の食事が増えたり、ファーマーズマーケットのような生産者と消費者が近いライフスタイルが増えていると言われています。
それらはサブプライム危機からの情勢不安がきっかけに、自分たちの生活スタイルを見直そうという人たちが増えたことが原因になっています。
その流れで自転車についても(そもそも自転車を日常的に利用するというライフスタイル自体についても)それが最先端のスタイルでなかったとしても、良いものを見直して、必要な分だけ取り入れて扱いやすくしていこうという流れになっているんだと思います。

日本においても同じ状況なんだと思います。
景気もイマイチですし、社会情勢も不安でさらにそれを煽るネットの存在も巨大です。
そんな状況なので、スピード感があって颯爽と走る自転車よりも、ゆったり乗れて安心感のあるものに時代が振っている気がしています。
また幸いにして私たちの自転車がご好評をいただいている理由には、そのブランドの歴史の重みやストーリーだけではなく純粋に自分にとってちょうど良いものを選んでいただける、そんな時代になったからじゃないかとも思っています。

また当然と言いますが、ファッションの世界でも近い考え方になるようで、ユナイテッドアローズの上級顧問で自転車にも理解のある栗野さんもファッションの視点でサイズ感や色について非常にわかりやすく書かれています。
敬意を持ってご紹介させていただきます。
『 ファッションとは自由で楽しいカルチャー 』
http://www.united-arrows.jp/ua_voice/2017/01/post-26.html

さて、話は戻ってペレンデール。
前途のようにユルく、扱いやすくなっていますので、例えなこんな前カゴなんてどうでしょう。


1920年代からある自転車カゴの老舗WALD社のバスケットです。
よく見るとワイヤーの継ぎ目がとても綺麗だったり、太さの違うワイヤーを使い分けていたり、流石のグッドデザインです。

スポーツ自転車だからといって片意地張って、何もつけないで軽量に仕上げるのも気持ちいいですが、スタンド・カゴ・キャリアを付けたりして扱いやすい自転車に仕上げてみるのも楽しいですよ。
特に天気のいい日にリュックを背負わないで乗るプロムナードハンドルはちょっと顔がニヤけます。

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